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くるるる星座

     スザルルにくらっと落とされた管理人によるスザルルサイト。 浮気できない性質なのでスザルルのみ。 ラブラブ甘々でたまにシリアスな感じで展開していきます。無断転載等はご遠慮ください。 ※リンクフリーですが、報告をいただければ幸せです。 ※オンラインブックマークは厳禁です。

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絆6

絆~ゆかり~⑥

 

 

 


フェネット一家とシャルルを救出したルルーシュは、ゼロとそれに賛同するグループが潜む基地に戻った。


「くくくっ…はははははっ!!!」


あまりにも計画通りに進んだ事がおかしかった。

自衛隊に親を奪われた家族や若者、反政府グループに声をかけたらこのくらいの規模のグループを作るなど、簡単なことだった。
自衛隊に隠れて行動するのは大変だったが、彼らの目が処刑の方に向いている事が好を帰した。
そして、世論は反扇政権へと向かっている。その勢いの背を押してやっただけですさまじい成果を得られた。

ニュースではひっきりなしにゼロの再来を取り上げ、インターネットやアングラ情報サイトではゼロを持ち上げ、政府を非難する意見が上がり始めている。
こういうのは勢いなのだ。
批判をしたら殺される、口にした言葉を聞かれただけで処罰されるのではないかと思っていた人々は、ゼロの言葉によって自分の意志表示を取り戻したのだ。

表立って行動することは出来なくても、ルルーシュや組織の手助けを買って出ることは間違いない。

成功の余韻に浸るのもそこそこにゼロの衣装を脱ぎ捨てると、ルルーシュは急いでクラブハウスへ足を向けた。
ルルーシュは自分達も行くといった弟妹を家に残して、自分だけ父の姿を見に行くといって家を出たのだ。
きっと彼らも実況中継を見ているだろうから父親が助かったことを既に知っているに違いない。

なけなしの体力を使って走って帰り着くと、玄関から弟妹が転がり出てきた。

「ロロ、ナナリー!」
「兄さん!父さん無事だったんだね!よかった……でもゼロがどこかへつれてしまって…」
「ああ…処刑されずに済んだよ…しかし、一体どこに「おい、お前達、ここで暢気に会話していていいのか?」

会話の途中で割り込んできた声にルルーシュはあわてて後ろを振り返る。
そこには緑の髪を腰辺りまで伸ばした若い女が立っていた。
ルルーシュはナナリーを自分の後ろに庇うロロの前に立ち、女をにらみける。

「だれだお前は!」
「相変わらずのシスコンぶりだなぁ?もっとも…今はブラコンも追加されているのか。」
「何者かと聞いている!!」
「ふっ…私の事が気になるか?」
「おい、C.C.今はじゃれている場合じゃない。急げ。」

今度は何処からとも無く機械を通したような男の声が聞こえ、ルルーシュは警戒を高め周りを見渡すが、思わしき人影は目に入らない。

「――そういうわけだ。お前のことだからどうせ逃げる準備はしてあるのだろう?早くしろ。奴らはもう行動している。」
「ちっ…!」

得体の知れない怪しい女に従うのは癪だが、実際問題この女の言うとおり時間が無い。


困惑するロロとナナリーを無理やり家に押し込み、あらかじめ用意しておいた必要最低限の荷物を二人に持たせ、自分の本当に必要なものだけすぐに取っておいでと促す。
真剣なルルーシュの瞳に二人は不安そうな顔をしつつも走って自室に戻った。
ルルーシュもキッチンへ赴き、最低限の水分と食料を鞄につめこむと部屋から戻ってきた二人を連れて地下へと向かった。

このクラブハウスは築200年以上を誇り、かつて皇族が利用していた事もあり地下からの避難通路が設けてあった。
そこから外へと逃げる算段だ。

「なぜお前もついてくる!」
「気にするな、後で分かる。」

ナナリーとロロのスピードにあわせて出来る限り早く移動する。
二人は何がなんだか判らないといった表情もしつつも、兄がここまで急いでいるからには何か理由があるのだとおとなしくしたがっている。
今はまだ説明できない事にすまない、と思いながら自分達についてくるこの女についてルルーシュは自分では説明できないなつかしさを抱き、困惑した。

(――こんな女、知らないぞ)

ちら、と女のほうに視線をやると目がばっちり合った。
「お前のことだから妹達は先に避難させていると思ったんだがな…予想がはずれた。」
自分の事をさも知っているといわんばかりの発言に眉をひそめつつ、前を向いて質問に答えてやった。
「先に逃がしたら自衛隊に不信を抱かれて計画が崩れかねなかった。まあ、すぐにこっちに目を向けれ無いように指揮系統をぼろぼろにしておいたから大丈夫だろう。」

実はあの時にフェネット一家たちを解放しただけではなく、自衛隊が使うマイクと同じ周波数を飛ばし、回線を混乱させておいた。
そうすることで少しでも奴らの足止めを図ることにしたのだ。


「!ドアが見えたぞ。ナナリー、ロロ、まだがんばれるな?地下道に入ったら少しスピードを落とせるから。」
「大丈夫だよ兄さん!まだまだ走れるよ、ね?ナナリー。」
「はい!大丈夫です!」
「案外お前の方がバテバテで大丈夫じゃなかったりするんじゃないのか?」
「うるさいぞお前!」

皮肉を言う女をにらみつけることを忘れずに、ルルーシュは胸ポケットからカードキーと、古い骨董品のような鍵を取り出した。
カードキーを通し、デジタルロックを起動させるとパスワードと毛細血管、網膜チェックをパスする。
最後にアナログの鍵で錠をはずそうとした瞬間、クラブハウスが大きな喧騒に巻き込まれる音がした。

「!!来たか!」

焦りながら鍵を開け、ロロたちを中に押し込み奥を目指す。
あわてる自分達をよそにC.C.と呼ばれた女はどこか涼しげな顔をしてこういった。

「そこまであわてずとも大丈夫だ。上の奴らはここまで追ってこない。」
「…どうしてそう言い切れる。」
「アイツが相手をしているからな。それより先に進め。今は身を隠す方が先決だ。」
「くそっ…何処まで人をおちょくる気だ!!」
「おちょくってるわけではない。目的地に着いたら教える。」


上から響く戦闘と思しき轟音に少し体を萎縮させながらも、弟妹を守りながらルルーシュは先を目指した。

 

(上にいる『アイツ』とこの女は一体何者なんだ!!)

 

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大学生・星座の観察員
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