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くるるる星座

     スザルルにくらっと落とされた管理人によるスザルルサイト。 浮気できない性質なのでスザルルのみ。 ラブラブ甘々でたまにシリアスな感じで展開していきます。無断転載等はご遠慮ください。 ※リンクフリーですが、報告をいただければ幸せです。 ※オンラインブックマークは厳禁です。

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愛という鎖

短編「愛という鎖」です。

今日は絆ではなく、短編をupします。
もろにスザルルです。
チカン話です(笑)
出てくる佐藤・高木という人はコナンに出てくる刑事さんです。

よんでやろうじゃないか!という方はつづきからどうぞ。


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拍手返信
>さくらさん
はじめまして。
絆、よんでいただけているということでとてもうれしいです!
ルル様をかわいらしく表現できているかいつも不安でしたので、そういっていただけるとうれしいです。
結末が悲しい本編でしたが、私たちが二次創作で幸せにしてあげようではありませんか(笑)
これからもよろしくお願いします☆

佐藤と高木両刑事は、捜査一課であるにもかかわらず某電車会社から依頼され、覆面捜査官として満員電車に乗り込んでいた。
最近悪質なチカンが多発していると苦情が多く、駅員らが張り込んでみたところまったく成果が上がらず警察に泣きついたというところだった。
こういう捜査は1課ではない部署に割り振られるものだが、チカンは女性の敵!と熱血した佐藤刑事が立候補したのだった。


「(今のところめぼしいやつはいないわね…)」
「(そうですね、車両を移動しますか?)」

怪しまれない程度に周りを見渡しながら小声で会話を交わす。
二人の意見が一致したところでごく自然な動作で隣の車両へと移動した。


こちらの車両も乗客が多く、ほぼ満員気味であった。
チカンが行為を行いやすいポイントは決まっており、まず最初にそこに視線を向けると、違った意味で両刑事は驚いた。

そこには絵に描いたような、まさしく美少女という称号にふさわしい女性が立っていた。
濡れ烏のような黒い髪、肌は雪のように白く俯き気味の目には長すぎるまつげによって影が落ちていた。
すらっとした体を強調ようなほっそりしたスラックスは、彼女の脚の長さを引き立てていた。

そうそうお目にかかれない美少女に佐藤は「わぉ」と声を発した。
露骨なそれにひじでつんっとつつくことで非難をした後、高木は車両をぐるりと見渡す。
こういうときは男性の不審な動きよりも、女性の表情で探すほうが効率がいい。
常習犯のチカンは怪しい動きを見せずにやってのけるが、女性は助けてほしいと周りを見たり、恥ずかしそうに俯く、涙目になるなど比較的発見しやすい。
一通り彼女を堪能したあと、高木にならって佐藤もチェックをし始めた。

どうやらこの車両もOKのようだと目配せをした瞬間、佐藤は先ほどの美少女がピクリと反応したように感じ、彼女のほうに目線を向ける。

入り口の部分に立っている彼女の背後にはジャケットを着た男がぴったりとはりつき、興奮仕切った感じでにやにやと笑っていた。
あんなにあからさまに顔に出すチカンは珍しいが、あまりにもターゲットが美人過ぎて盛り上がっているのだろう。
いやがるそぶりしながらカタカタと震える美少女のその挙動がさらにチカンの欲情をさそっているに違いない…。

すばやく男の背後に回りこみ、タイミングよく駅に着いたところでがばっと取り押さえホームに引き摺り下ろす。

「何をする!」「はなせ!」とわめく男の声は無視して駅員室へとぐいぐいとすすむ。高木にチカンを任せ、佐藤はまだ震え気味の美少女に同行を依頼し、駅にある医務室へと向かった。

事情を説明すると医務室に駐在していた医師は憤慨し、暖かい飲み物を彼女に差し出して「もう大丈夫だからね!」と話しかけていた。

「被害届けを出してあの男を社会的に制裁してやりましょうね!」
鼻息荒くそう告げる佐藤に、彼女はこくりとうなづく。
美少女はどんな小さなしぐさもかわいく見えてしまうものなのね…と感動する二人をよそに、彼女はぼーっと渡してもらった飲み物を見つめている。

「じゃあまず名前を教えてもらえるかしら」
「ルルーシュ、ルルーシュ・ランペルージです。」
「あら?洋名って事はハーフかなにか?」
「まあ、そんなところです…。」
「年齢は?」
「17歳です。」
「学生さんね。学校はどこかしら?」
「アッシュフォード学園高等部です。」

ふむふむ。17歳にしては大人びている。
しかしやはりチカンされたことが怖かったのだろう、うつろな感じでぼーっとしており、心配になった佐藤は「だれか迎えの人を呼んであげようか?」と問いかけた。
それにこくんとまた頷きごそごそとかばんを漁る様子を見せたが、探し物は見つからなかったらしい。
「携帯を忘れてきたので、アッシュフォードの生徒会室の電話番号でもいいですか?」
と聞かれたので快く承諾した。

休日だというのに生徒会室には人が運良くいて、その子に駅の名前と迎えに来てもらえないかということを伝え、佐藤は電話を切った。

「すぐ来てくれるって。よかったわね!」
「はい…お手数を掛けてすみません。」
「そんな、何てことないわよ。チカンなんて許せないわ!女の敵よね!!」
「……え?…はあ、まあ……。」

戸惑った様子を見せる彼女に疑問を抱き、どうしたのか尋ねようとしたところに「失礼します」と高木が入ってきた。


「チカンの男は最初は否定していましたが、ようやく容疑を認めたので署に移送しようかと思います。」
「現行犯逮捕だからね、否定しようもないでしょうに。」
「男の名前はディートハルトと名乗っていまして。フリーカメラマンです。」
「変態くさい名前ね…。まあこれであの男は社会的にも制裁されるし、スカッとするわね、ルルーシュちゃん!」

にっこりと笑って彼女のほうを向くと、ルルーシュちゃんは顔を真っ青にしてガタガタ震えていた。

それに驚き、なにかまずいことでも言ったかしら!?と動揺していると、ノックの音とともに「被害者の迎えが来ました」と駅員と一緒に外側にくるっとカールした髪型が特徴の男の子が入ってきた。

「ル、ルルーシュ!?おい、一体どうしたんだよ~~真っ青じゃんかよ!!」
「リ、リヴァル…お前が来たのか…。」

え、なんでお前そんな怯えてんの!?と慌てているリヴァルという少年の襟首をつかみ、佐藤と高木は医務室から出た。
リヴァルは彼女の様子や両刑事の態度に混乱しており「え?え?!」という声を発している。

「あのね、ルルーシュちゃん、チカンにあったのね。」
「えーー!チカン!?チカンってあのチカンですよね!?」
「そう…。あんなにかわいいから仕方がないんだろうけど…。」
「??かわいい?――まあ、そこはいいとしてなんであんなにおびえてるんすか?」
「それが良くわからないのよね。それが聞きたくてあなたを引っ張り出したんだけど。」
「ディートハルトって名前を聞いてから怯えだしたように僕は感じたなぁ…。」
高木があごに手をやりうーんと唸っていると「ディートハルト!?」とリヴァルは驚いたように声を上げた。

「何か知っているの?」
「え、ええ。最近ルルーシュに被写体になってくれってしつこく付けまわしている男の名前ですよ。」
「それってストーカー?」
「ストーカーまでは行かなかったんで、警察とかには……あちゃーこれは俺じゃ対処できないな。すみません、ほかの奴、呼んでいいですか?」
「ええ、いいけれど誰を呼ぶのかしら?」
「ルルーシュの幼馴染です。これは俺じゃ無理ですからね~あいつじゃないと。」

そういいながらリヴァルは携帯をポケットから取り出し、電話番号を見つけてダイヤルした。
「あ、スザク?俺、リヴァル。――今ちょっと○○駅にいてさ、ルルーシュにちょっとアクシデントが――っておい!スザク!?あいつ、切っちまいやがった。」
どうやら話している途中で切られた携帯をぶつぶつ言いながらポケットにしまい、「五分ぐらいでくると思います。」と佐藤に告げた。

ほっとする両刑事をよそに、リヴァルが言い辛そうに「あの~」と話しかけてきた。

「なにかしら?」
「あのですね、犯人はまだこの駅内にいるんですかね?」
「ええ。ルルーシュちゃんを帰したら署に私たちが連れて行く手はずなんだけど。」
「あ~~…、今から来る奴、スザクって言うんですけど、ルルーシュがチカンにあったことはいっても構いませんし、犯人の名前も言っちゃって構いません。でも、ひとつだけお願いが…。」
「お願い?」
「はい。犯人のことなんですが、すでに移送されたと言うか、とりあえず俺たちの手には届かないところにいるって嘘でもいいんで言ってもらえませんか?」

その言葉に佐藤と高木は顔を見合わせて「別に構わないけど…」と告げると、リヴァルはほっと胸をなでおろしながら「ありがとうございます…これで殺人事件がひとつ防げました…。」と物騒な言葉を吐いた。

「え?」と疑問の声を上げたところにすさまじいスピードで何かが突っ込んできた。
あまりのスピードに自転車が突っ込んできたのかとあせったが、リヴァルが「スザク!」と声をあげた事で、人間だったのかと驚かされた。

スザクと呼ばれた彼はくるくるとした茶色の癖毛に緑の大きな瞳、すらっとしたスタイルの少年だった。
どこからあの脚力が生み出されているのか疑問におもった佐藤は、思わず彼の足をまじまじと見詰めてしまった。


「リヴァル!ルルーシュがどうしたって?」
「あーーー、ルルーシュの奴がどうやら電車でチカンにあっちまったらしくって。」
「チカン!?」
「しかもその犯人はディートハルトらしいんだ。」
「……なんだって?」
そこで少年の周りの温度がひやっと下がった用に感じたが、リヴァルからの目配せで先ほどの約束を思い出し、「すでに犯人は署のほうに移送されているから、ルルーシュちゃんを連れて帰ってあげてほしいの。」と告げる。

「そうですか……ここにはもういないんですね…。」

そう言った後、スザクはこっちを振り返りもせずに医務室に入っていった。

「ルルーシュちゃん、ストーカー被害届けを出したらどうかしら?」
「そうっすね……勧めておきます。」
「そうしてね。チカンってほんとに許せないわ…。」
「こんな事件ってよく起こるんですか?」
「残念ながらね。だからこうして覆面刑事として私たちが乗り込んでる訳。」
「げ~~~~; 世も末ですね…男までチカンの被害にあうなんて。」
「そうそう。世も末…って……男って誰が?」
「誰がって、ルルーシュですよ。」
何を言っているんですか?ときょとんと見つめてくるリヴァルの発言は佐藤と高木の度肝を人生で一番抜いた発言だと、後日彼らは報告書にしたためている。

「ル、ルルーシュちゃんって男の子なの…?」
「男ですけど…」

そういわれてやっとルルーシュが「チカンは女の敵」といって戸惑った表情をしたのかの謎が解けた。

「じゃあディートハルトって人は男の子にストーカーを…」
「はい、そういうことです…」


なんとも言えない微妙な空気が三人の間を漂った。

 

ガラっと扉が開いて「ありがとうございました、失礼します」とお礼を言うスザクの後姿が見えた。
くるっと振り向いた彼の腕にはルルーシュの姿が。

(それはいわゆるお姫様抱っこ、って奴ですよね?)
男の子だと知った後でもしっくり来るその二人の姿に佐藤はふらつく頭を抱えた。

「リヴァル、バイク貸してくれないかな?ルルーシュをつれて帰るよ。」
「えーーー!じゃあ俺はどうかえれっていうの!」
「タクシーとか。」
「お前らがタクシーで帰れよ!後部座席にそのままの格好でのれるだろー!」
「なるほど…じゃあ僕たち先に帰るね。――刑事さんたちも、ルルーシュを助けてくれてありがとうございました。」

ルルーシュを抱いているせいで頭のみの挨拶だったが、それに力なく「どういたしまして」と答え、彼らは二人を見送った。

スザクの首にぎゅっと腕を回して抱きついているルルーシュを見て「ディートハルトの気持ちがわからんでもない」と思ったのは、心の奥底に閉じ込めておくことにした佐藤だった。

 

 

 

「ルルーシュ、大丈夫?」
「ああ…大丈夫だスザク。迎えに来てくれてありがとう…」
「リヴァルから電話が来たときはびっくりしたよ…心配した。」
「スザク……。」

ぎゅっと抱きしめてくれるスザクにルルーシュはすりすりっとすりよる。
抱きかかえられたままぼすんっとベッドに寝転び、スザクの胸に顔を押し付けられる。
やさしく頭をなでてくれるスザクに「こわかった…」と小さくつぶやくと「ルルーシュ…」とスザクは優しく、労わる様に抱きしめ直してくれた。

「スザク…あいつ、もし署から出てきたらますますエスカレートするんじゃないだろうか。」
「!!!!」
「スザク…怖い……。」
「大丈夫だよ、ルルーシュ!僕がずっとそばにいて守ってあげる。君に害なんて与えさせない。」
真摯な目で見つめてくるスザクに「ありがとう…スザク…大好き」と告げてキスを送る。
それに答え、だんだん深くしていくスザクの瞳を閉じた顔を見つめ、ルルーシュは目を猫のように細くして笑った。


最初からこれはルルーシュの計画だったのだ。
ディートハルトが自分の後を付回し始めていることに気が付いたルルーシュは、これを利用すればスザクが心配して自分のそばから離れなくなると思ったのだ。
前回電車に乗った際に感じたあいつの興奮気味の視線に、あいつをチカンに仕立て上げることを計画した。

本当はあいつに触らせてなんかいない。
佐藤と高木とかいうあの二人が車両に入ってきた瞬間、彼らが覆面刑事であることを瞬時に察したルルーシュは、持ち前の演技力を発揮しチカンされている人を装った。
まさか自分が女性だと思われていたとは思いもせず、医務室では一瞬素に戻ってしまったが、ぼろは出していない。

携帯電話もわざと忘れた。きっと連絡が付かないことを心配したスザクは俺の事を探し回っていただろう。
生徒会室に電話をすればリヴァルかシャーリーかが迎えに来て、それからスザクに連絡をする。
そしたら状況を把握し切れていないスザクは飛ぶようにして俺を向かえに来るだろう。

その必死さが、俺の欲を満たすんだ。



首筋に顔を埋めて、体をなでるように手を這わすスザクに熱を高ぶらせながら、更にスザクの欲情をあおるように、つややかな声を上げて彼の髪に指を絡めた。

 

 

愛しているから、俺に繋ぎ止めて離さない。

そのためには努力は惜しまないのさ…。

 
「ルルーシュ、あいしてるよ……」



ああ、スザク。もっと俺におぼれて。
愛をささやいて――。





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す み ま せ ん 
趣味に走りすぎましたorz 
白スザク(時々DS)に黒ルルーシュ。
ルルーシュさんは強かですのでスザクさんをがんじがらめに繋ぎとめるなど簡単だろうに…という妄想を具現化してみました。
苦情は勘弁してーーわーーー!石を投げないでーーー!(脱走)

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非公開
職業:
大学生・星座の観察員
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スザルルにグラグラさせられ、とうとう自分で妄想を形にするにいたった者です。
スザルル同士の方々、一緒に萌えましょうぞ!!

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